桃太郎が鬼退治をして故郷に持ち帰えった宝物は「金、銀、珊瑚、綾錦」とされています。
純信(土佐・竹林寺の僧)が、お馬(いかけ屋の娘)に贈ったかんざしは珊瑚でした。
珊瑚の美しく豊かな色合いは神秘的であり、昔から安産・魔除け・天災・毒物に対する御守りとして、宝を生む、幸福が集まる、願い事が叶うなどと言われています。
※古くから珊瑚は宝飾品としてよりも、魔除けや信仰の対象とされてきましたが、特に珊瑚やヒスイは中国では「不老不死」「開運」のアイテムとして珍重されています。
幕末の土佐藩の財政を支えたのは珊瑚と言われています。
シェイクスピアの作品に「珊瑚のような唇が…」と珊瑚は「唇」の代名詞として書かれています。
※当時の美女のイメージは、雪のような白い肌、太陽のように輝く目、珊瑚のような麗しい唇…であったようです。
珊瑚の群生地
収穫された珊瑚
分別作業
研磨作業
アクセサリー
原木の置物
彫刻された珊瑚-Ⅰ
彫刻された珊瑚-Ⅱ